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歴史 |
お花は「香華灯明」(こうげとうみょうーお香と花とろうそく等の明かりのこと)と申しまして,昔から,必ず仏様にお供えしなければならないものの1つになっています。今日,法相宗大本山薬師寺に伝わります真相御流は,その源を遠く室町時代に発し,時の文北の中心であった一条院を経て,薬師寺に伝わりました。 鎌倉時代,独自のものを持たなかった武家社会が,室町時代になり,公家社会との交流により文化の花を咲かせました。 足利義政のころ,文化的に重要な役割を果たした同朋衆の制度が整い,その代表格の相阿弥が花のことにも当たりました。これが今日の真相御流のもととなるところです。 そのころ,床の間に軸を掛け,三ツ具足の飾り方が出現し,そこでは花を「立て」ました。それとほぽ同時に「なげいれ」という言葉も古文書に出てまいります。簡単に言えば神仏にお供えする時は「立てる」,それ以外の時には,かたむけて人に話しかけるように,要するに「なげいれ」にするということです。 |
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精神 |
真相御流の約束ごとの一番は,二種生けということです。つまり,枝もの一種,添えの花一種です。草ものは別に考えたらいいのですが,花同志,花束のようなとり合わせはいたしません。 それ以外,特に面倒な決まりはなく,枝・花の良さを生かし,自分の感覚を大事にし,その場所にふさわしい花を入れていただければいいのです。 最後に真相御流の中興の租と言われる,故 佐分雄二(さぶりゆうじ)先生(私の師です。)は,「花はなるべく自然に,上品に」と言われました。私はこの言葉を今も大切にし心をこめて花に対しております。その心がみなさまに伝わることを願っています。 |
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