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藍藻植物門 藍藻綱
** 藍藻に属する生物 **
| ◎・・極めて普通に見られる | ○・・やや普通に見られる |
| △・・あまり普通でない | ×・・極めて珍しい |
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| 図1:クロオコックス |
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図2:コエロスフェリウム |
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図3:ユレモ |
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図4:アナベナ |
** 藍藻の特徴 **
- 原核生物で,葉緑体やミトコンドリアなどの細胞小器官がありませんが,光学顕微鏡では確かめることはできません。
- 単細胞性のものもありますが,群体を形成するものが多いです。群体の形は塊状,平板状,分枝しない糸状,分枝した糸状などさまざまで,変化に富んでいます。
- 細胞は光合成をします。青緑色の場合が多いですが,他に暗緑色,薄緑色,黄褐色,赤紫色などの色をしているばあいがあります。また,細胞内にガス胞をもち,黒く見えるものも多いです。
- 糸状になるものの中に,すべるようにゆっくりと滑走運動を行うことが出来るものがあります。また,糸状のものの中には,群体中に異質細胞やアキネートをもつものがあります。
- 浮遊性のものも底生性のものもあり,陸生のものもあります。また,温泉など特殊な水域に発生するものもあります。
- 浮遊性のものの中にはしばしば大発生してアオコを形成するものが多くあります。
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** 似ているものと見分け方 **
- 緑藻 : 藍藻と緑藻は系統分類的にはかけ離れた位置にありますが,極めて似ている場合が多くあります。特に,藍藻のクロオコックス目に属するものと,緑藻のクロロコックム目,ヨツメモ目に属するものとの区別が非常に難しい場合がしばしばあります。区別点としては,藍藻が細胞の色が青緑色,薄緑色,暗緑色などであるのに対し,緑藻は葉緑体が鮮やかな緑色であること,緑藻は葉緑体の形がはっきりわかることがあるのに対し,藍藻は細胞内に葉緑体とわかる構造が認められないこと,緑藻はピレノイドをもつものが多いのに対し,藍藻はピレノイドをもつことがないこと,藍藻のほうが細胞の大きさが小さい場合が多いことなどがあります。しかし,いずれも決定的な区別点にはならず,特に緑藻の古い細胞では葉緑体の色が薄青緑色に近くなるときがあり,そのときは藍藻との区別が極めて困難になることがあります。どちらに入るのかわからないときは,無理して決めなくてよいと思います。
- 細菌 : 藍藻と細菌は系統分類的にはごく近い位置にある,というより藍藻は「酸素発生型光合成をする細菌」であり,細菌の一部です。したがって,藍藻は他の細菌と極めて似ている場合が多くあります。区別点としては,藍藻が光合成色素を持つため細胞の色が青緑色が多く,他に薄緑色,暗緑色,黄褐色,赤紫色,さらにはガス胞をもち黒く見えるなどであるのに対し,細菌は無色の場合が多いということがあります。しかし,細菌にも細胞内に色素をもつものもありますし,藍藻の中にも細胞の色が薄いものがあり,両者の区別が極めて困難になることがあります。どちらに入るのかわからないときは,無理して決めなくてよいと思います。
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** 注意 **
- 上にも述べたように,細胞の色は青緑色をしているものが多いですが,暗緑色,薄緑色,黄褐色,赤紫色など他の色をしているものもあります。また,ガス胞をもつため,黒く見えるものも多いです。
- 固定すると細胞の色が変色することがあります。
- 藍藻は真正細菌に属する生物であるため,細菌(バクテリア)の1グループとして扱われることも多く,藍色細菌あるいはシアノバクテリアとよばれることもあります。
- ガス胞をもつものは光学顕微鏡下では黒く見えますが,ガス胞自体が黒いわけではなく,光の加減で黒く見えるものです。
- 藍藻には淡水に出現するものの他に,海に住んでいるものもあり,その中には赤潮を形成するものもあります。また,温泉や土壌中,土の表面などに住むものもあります。なお,陸生のものや温泉産のものはここでは全くとりあげていません。
- 藍藻には,ここにのせたもの以外にも多くの属があります。形などがこのサイトでとりあげたもののどれにもあてはまらない思った場合は,無理してこのサイトにのっているものに当てはめずに,図鑑等の書籍や他のサイトを調べてみてください。それでもだめだったらわからないままにしておきましょう。
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