目次フレームがあった方がよいという方は,
フレームありをクリックしてください。
肉質鞭毛虫門 根足虫上綱 葉状根足虫綱
肉質鞭毛虫門 根足虫上綱 糸状根足虫綱
肉質鞭毛虫門 有軸仮足虫上綱 太陽虫綱 |
** アメーバ・太陽虫に属する生物 **
| ◎・・極めて普通に見られる | ○・・やや普通に見られる |
| △・・あまり普通でない | ×・・極めて珍しい |
このページのトップへ
 |
 |
 |
 |
 |
| 図1:ポリカオス |
|
図2:アミカムリ |
|
図3:フセウロコカムリ |
** アメーバの特徴 **
- アメーバは根足虫あるいは変形虫ともよばれ,体は1個の細胞からなります。細胞は図1のように殻を持たないものと,図2,3のように殻を持つものがあります。殻を持つものは有殻アメーバ,持たないものは無殻アメーバあるいは単にアメーバとよばれます。
- 細胞は偽足あるいは仮足とよばれる突起(赤矢印)を伸ばしながらゆっくりと動きます。それにともない細胞はさまざまに形を変えます。したがって細胞の形は一定ではありません。殻を持つものは殻の孔から偽足を出します。偽足は図1,2のように棒状や葉状で幅があるもの(葉状根足虫)と図3のように糸状のもの(糸状根足虫)とがあります。(注1,注2も見てください)
- 細胞には繊毛や鞭毛(べんもう)などの運動性の毛はありません。したがって,活発に遊泳することはありません。(注3も見てください)
- 細胞は葉緑体をもちません。(注4も見てください)
- 小形〜中形のものが多く,肉眼で見えるものはほとんどありませんが,中には大形のものもあります。
注1:分類学的には殻の有無よりも偽足の形のほうがより重要です。また,偽足が棒状,糸状のもののほかに,網目状になるものがいますが,淡水ではほとんど見られません。
注2:このサイトには写真がありませんが,殻がなく偽足が糸状のアメーバもあります。
注3:極めてまれですが,鞭毛をもつアメーバがあります。
注4:細胞内にクロレラを共生させていて緑色に見えるものもあります。しかし,細胞そのものが葉緑体をもつわけではありません。
太陽虫はアメーバに近い単細胞の生物です。太陽虫の特徴については太陽虫のページで説明しています。
このページのトップへ
** 似ているものと見分け方 **
- アメーバは殻のあるものとないものでは見た感じがずいぶん違い,それぞれに似た生物がいます。くわしくはアメーバに属するそれぞれの生物のページを見てください。また,太陽虫にも似た生物があります。太陽虫のページを見てください。
このページのトップへ
** 注意 **
- 単に「アメーバ」といった場合は殻を持たない無殻アメーバをさす場合も多いのですが,ここでは,「アメーバ」といった場合は殻を持つものも含めて,原生動物門根足虫綱に属する全てのものをさします。殻を持たないアメーバは,「無殻アメーバ」と表記します。また,殻を持つアメーバは,「有殻アメーバ」と表記します。
- 固定すると細胞は完全に収縮します。偽足の観察には生きたものを見ることが絶対に必要です。
- 有殻アメーバには,ここにのせたもの以外にも多くの属があります。殻の形や模様がこのサイトにある写真と違うと思った場合は,無理してこのサイトにのっているものに当てはめずに,図鑑等の書籍や他のサイトを調べてみてください。それでもだめだったらわからないままにしておきましょう。
- 上でも述べたように,アメーバの中には,細胞内に緑藻のクロレラ(Chlorella)を共生させていて緑色に見えるものがあります。また,太陽虫の中にもクロレラを共生させているものがあります。
- アメーバは葉緑体をもちませんが,食物として取り入れた藻類が体内に見られることがあります。葉緑体と勘違いしないように注意が必要です。
- 偽足が棒状,葉状のアメーバの中にも偽足がかなり細長く,糸状のものとまぎらわしい場合があります。有殻アメーバの場合は殻の形や模様を調べればわかる場合が多いですが,無殻アメーバについては,自信がなかったら無理して決めなくてよいと思います。
- 偽足が糸状のものは,偽足が非常に細くて見えにくく,観察が困難な場合が多いです。
- 有殻アメーバの殻には,偽足を出す孔があります。普通孔は1つですが,ごくまれに2つあるいはそれ以上あるものもあります。ただしめったに見つからず,このサイトにも写真はありません。
- アメーバは動きが非常にゆっくりです。また,有殻アメーバは細胞が殻の中に引っ込んでいて全く動かないときも多いです。太陽虫は見ていてもほとんど動きはありません。
- 有殻アメーバには死んで殻だけになったものもよく見られます。しかし,有殻アメーバは驚かすと下の写真の右のように,偽足を殻の中に引っ込めますので,偽足が見えない場合でも即,死んで殻だけになったものと決めつけることは出来ません。生きているものはしばらく待っているとゆっくりと偽足を殻から出してくるのが見られる場合があります。
 |
 |
 |
| アミカムリ(偽足を出したもの) |
|
アミカムリ(偽足を引っ込めたもの) |
このページのトップへ
トップページ|名前を調べる
このページのトップへ